自動車の塗装をする際に一番重要な情報は何でしょうか?
それは【カラー番号】です。
ではどこにカラー番号が記載されているのでしょうか?
今回は自動車の情報が刻印されている【コーションプレート】の位置や情報ついて紹介していきます。
目次
コーションプレートとは
まずコーションプレートとはいったい何なのでしょう?
コーションプレートとは【その自動車の情報が記載された物】になります。
自動車一台一台に必ず付いており、また一つとして同じプレートの付いた自動車はありません。
人間で例えるならマイナンバーカードといった具合でしょうか。
コーションプレートには【車の型式】【エンジンの型式】【車体番号】【カラー番号】等が記載されています。
つまりこのプレートを見れば、ある程度の車の情報が分かるのです。
ですが問題はこのコーションプレートがどこに付いているかなんです。
コーションプレートの場所
簡単になってしまいますがコーションプレートの位置を図にしたのでそちらを見ながら参考にしてみてください。
国産車のコーションプレート位置
コチラが国産車に多いコーションプレートの位置になります。
一番多いのが【エンジンルーム内】になり、次に【フロントドアを開けたBピラー下部】になります。
例えばスズキのワゴンRですとエンジンルーム内左奥にプレートがあります。
拡大して見てみると
- スズキ自動車
- 型式 MH95S
- 車体番号 ****05(ぼかしを入れてあります)
- エンジン R06D
- カラー番号 Z2S
という情報が分かります。
ワゴンR(MH95S)の場合はエンジンルーム内でしたが、車により場所が異なってくるので、エンジンルーム内やドア(Bピラー)等を確認してください。
また車種によってはコーションプレートにカラー番号が無く、別の場所にカラー番号プレートがある場合もあります。
外車のコーションプレート位置
外車も国産車と似たような場所にありますが、まれにトランクルーム内に存在することがあります。
しかし国産車はある程度統一されていますが、外車の場合はメーカーにより全く異なってきます。(そもそも存在しない場合もあります)
こちらはフォードのプレートですが、丸印で囲んである場所がカラー番号になります。
しかしこちらも時期により全く表示位置が異なったり、プレート自体が変わっていたりしますので注意が必要です。
BMWのカラー番号は丸印の【03】がカラー番号になります。
こちらも同様に時期や車種によって異なりますので注意してください。
コーションプレートが分からないときの対処法
コーションプレートが分からない、また場所は分かっても、どれがカラー番号か分からない時の対処法ですが、ディーラーに問い合わせましょう。
問い合わせの手間はかかりますが、確実にカラー番号を知るためには重要です。
問い合わせると「車の情報を教えてください」と言われるので、その時に車種や色だけ伝えても正確には分かりません。車検証の情報を確実に伝える必要があります。
ですので、
ではどのような情報を伝えれば良いのでしょう?
車検証の情報の見方
車検証にはその車の情報が全て入っています。
ですので、カラー番号等を知りたい時はこれらの情報をディーラーに伝えましょう。
- 【車体番号】 その車の番号であり、同じ番号は存在しません。
- 【初年度登録】 その車の一番初めに登録された日です。
- 【型式】 車の型式です。
- 【指定番号&類別番号】 車の仕様やグレード等を表す番号です。(特別仕様車等また外車には記載のない物もあります。)
一般的にこれらの情報で車の情報が全て分かります。
車体番号ですが、国産車ですと【AP1-1234567】等の記載になりますが、外車になると17桁の番号で区分されています。
例:WAU123456ABC12345
まとめ
今回は車のコーションプレートの位置や、情報の読み方を紹介しました。
コーションプレートは同じメーカーでも車種によって位置が異なりますので気を付けてください。
自動車整備士の方や、板金塗装の方はよく見るプレートですが、専門の方でも今までやった事のない車種になると迷うときもあります。
特にカラー番号は国産と外車で全く異なるため、注意が必要です。
分からないときは車検証情報をディーラー等に伝えて教えてもらいましょう。
そのためには確実に車検証の情報を伝える必要があります。
型式だけではなく初年度や類別があるなら類別も、VINコードは17桁と長いですが間違えないように確実に伝えましょう。
PRO HONPOでは塗装関係の商品を多数取り扱っております!
塗料はもちろん便利アイテムも色々ありますので、是非覗いてみてください!
塗装関係の記事も書いています。
よろしければそちらも合わせて読んでいただければ幸いです。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント