
コンプレッサーに必要な【レギュレーター】&【フィルター】について紹介していきます。
エアツールを使用する際に圧縮空気が必要になってきますが、正直圧縮空気さえあればエアツールを動かすことはできます。
ではなぜレギュレーターやフィルターが必要になってくるのでしょうか?
レギュレーターとは
ではまずレギュレターから紹介していきましょう。
よくコンプレッサーの出口に付いている部品があると思います。(場合によっては配管の途中に付いている場合もあります。)

物もによってはメーターの無いタイプがありますが、ほとんどはメーターが付いていると思います。
レギュレーターの主な役割は【圧力の調整】になります。
コンプレッサーで作られた圧縮空気はエアツールによっては圧力が高すぎることがあります。
それだとエアツールが破損したりと危険ですので、使用するエアツールに適した圧力にしてやる必要があります。
大きな工場等になると【トランスホーマー】というレギュレーターに似ている部品が設置されていることがありますが、今回は皆様が一番使用されるであろうレギュレーターのみに絞って紹介させていただきます。
コンプレッサーの種類によって圧力は変わってきますが、レギュレーターを取り付けることで任意の圧力に調整できるため、必需品になってきます。
フィルターとは
次にフィルターについて紹介していきます。
コンプレッサーで作られた圧縮空気には多くの不純物が混ざっています。
その不純物を取り除く部品が【フィルター】になります。
フィルターは主に水分や細かなダストを除去する部品になります。(厳密には水分を除去する部品はドライヤーと言います。)
レギュレーターの下部に水抜きの小さなタンクが付いていますが、こちらは大まかな水分のみしか取れないので、基本的には水抜きフィルターではありません。

実際レギュレーターのみではエアの中に割と多くの水分が混ざっており、エアツール等を使用する際にツールにダメージを与えてしまいます。
また塗装する場合は水分は天敵ですので、微量な水分でも仕上がりに影響してきます。
そのために、フィルターを使用し適切なコンディションをキープできるようにしておきましょう。
手元用のフィルター
フィルターには手元に取り付けるタイプもあります。

主にスプレーガンに使用するものですが、コチラも合わせて使用することでよりしっかりと不純物を取り除くとこができます。
レギュレーターの使用方法
レギュレーターの使用方法ですが、基本的なレギュレーターではつまみを回すことで圧力を調整します。

写真のレギュレーターですと、上部のつまみを回すことで調整することができます。
調整するときは必ずメーターを確認しながらしてください。
コンプレッサーの種類によって圧力は変わってきますが、レギュレーターを取り付けることで任意の圧力に調整できるため、必需品になってきます。
メーターによっては圧力の単位が変わるため、そちらも注意していきましょう。
例えばMPa(メガパスカル)やkgf/cm2(キロ)等で表示されていたりするので、単位には十分に気を付けてください。
参考までに圧力換算のリンクを載せておきますので、参考にしてみてください。
手元圧力計(レギュレーター)
スプレーガンの場合は、より高い正確さが求められるため手元圧力計を併用します。
通常のレギュレーターだけではエアが配管やホースを通ってくる間に圧力損失が起き、手元に来る時には圧力が下がってしまう場合があります。
レギュレーターのメーターでは適切な圧力になっているのに、塗料を吹き付けるとエアが弱い等の症状が出るということです。
そのためにスプレーガンのエア入り口に小さなレギュレーターを取り付けることで管理する方法があるのです。


コンプレッサーの管理
さて、コンプレッサーで作られた圧縮空気には不純物は混ざっていると書きましたが、なぜ不純物が入るのでしょうか。
空気は圧縮されると熱が発生します。
コンプレッサーで作られた圧縮空気は熱を持ちながらタンクへ貯められていきます。
そしてその空気が冷えることで結露し水分が発生します。
またコンプレッサーには潤滑オイルを使用しているものもあり、そのオイルが微量ながら空気に混ざってしまいます。
なのでフィルターが必要になってくるのです。
コンプレッサー(主にタンク)には【水抜き弁】が付いていますので、使い終わったらこの弁を開いて水分を出してやると毎回同じコンディションで使用することが出来るのため、忘れずに行いましょう。
水分を出してやらないと、タンク内部の錆の原因にもなってきます。
長く使用していくためにも必要なメンテナンスと思ってください。
まとめ
今回はコンプレッサーを使用する際に必要な【レギュレーター】と【フィルター】について紹介しまいた。
コンプレッサーで作られた圧縮空気は非常に圧力が高いため、レギュレーターで使用するツール等にあわせて圧力を調整しましょう。
また圧縮空気には不純物が含まれているため、フィルターを使用することで綺麗な空気を使うことがでいます。
皆様のお使いのツールの寿命を延ばすためにもフィルターは大切な部品の一つです。
塗装する場合、不純物は天敵で、仕上がりに大きく関わってきますので、より気を付けていきたいですね。
PRO HONPOではレギュレーターやフィルターも取り扱っております。

またコンプレッサーやスプレーガン等の記事も投稿していますので、こちらもご参考にしていただければ幸いです。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。