エアツールには欠かせない部品の【カプラ】ですが、ホースへの取り付け方法はご存じでしょうか?
カプラには様々な種類があり、取り付け方法も違ってきます。
またホースの劣化で交換する際に、【取り外し&取り付け】が必要になってきます。
今回はカプラの取り付け・取り外しの方法を解説していきます。
カプラとは
そもそもカプラとはどういった物のなのでしょうか?
カプラはエアツールとホースをワンタッチで接続または解除をすることができる部品です。
(エアツール以外にも、ホースの延長やコンプレッサーに接続等色々あります。)
カプラを使用しなければ、他のエアツールを使用する時に、ホースを抜き差しなければなりません。(その場合、ホースバンド等を毎回付け直しする必要があります)
それでは効率も下がりますし、ホースの寿命も短くなってしまいます。
ですので、様々なエアツールに対応できるようにカプラを使用します。
カプラの種類に関しては記事にしてありますので、参考にしてもらえれば幸いです。
カプラの接続方法
接続方法ですが、カプラには【プラグ】と【ソケット】があり、この2つがセットで使用されます。
基本的にプラグをエアツール側、ソケットをホース側に取り付けます。
(空気の出る方にソケットが基本になります。)
ソケットには弁が付いているので接続を解除するとエアは止まりますが、プラグには弁が基本的に無いため、空気が出っぱなしになりホースが暴れ危険ですので注意してください。
接続方法は簡単で、ソケットにプラグを「カチッ」と音がするまで差し込むだけです。
しっかり差し込まないといきなり外れる可能性があるので、きちんと接続してください。
取り外しはソケットの外側に付いているリングを下方向にスライドすれば接続が解除されて取り外せます。
(注:取り外しの際はエアの圧力がかかっていますので、勢いよく外れる場合があります。プラグとソケットをしっかり持ちながら外してください。)
ホースにカプラを取り付ける
ホースが劣化や破損により交換しなくてはいけなくなった時、または新品のホースを使用する際に、カプラをホースに取りつける必要があります。
プラグとソケットの接続はワンタッチですが、ホースに取り付ける際はスパナ等の工具が必要になってきます。
取り付け手順
今回は例としてソケット(20SN)で解説していきます。
①カプラ下部のリング(ナット)を手で回して外します。
②外したリング(ナット)を先にホースに入れておきます。
③ホースにソケットを差し込みます。この時、しっかりと根本まで差し込みましょう。差し込みが甘いと使用してる最中に抜ける恐れがあるため、しっかりと差し込んでください。
④先に入れて置いたリング(ナット)をカプラの元へ持っていきます。
⑤ある程度まで手でネジを締めこんでいきます。いきなり工具を使って締めると、ネジ部が破損する恐れがあるため、最初は手で絞めていきます。
⑥手である程度締めたら、最後に工具(スパナ等)を使用して締めこみます。
⑦これで取り付け完了となります。
今回はソケット(20SN)で解説させていただきましたが、プラグや他のロータリーソケット等も基本的な取り付け方法は同じです。
取り外し手順
古いホースからカプラを取り外す際は、基本取り付け手順の逆なのですが、いくつか注意点があります。
- ホース内のエアを抜いておく
- 工具を使ってリング(ナット)を緩める時に舐めないように注意
- ホースを抜くときは固着してる可能性があるため注意
まずカプラを外す際は必ずホース内のエアを抜いておいてください。
圧力が加わってる状態で作業すると、カプラが弾いたりしてとても危険です。
またリング(ナット)を緩める際も、ネジ部が固着してる可能性があるため、適切なサイズの工具を使用してください。
ホースも固着してる可能性があるので、無理に引っ張らずにカッターナイフ等で切れ込みを入れると、スムーズに取り外せるかと思います。
まとめ
エアツールを使用する時に欠かせない部品の一つであるカプラですが、ホースを新しくしたり増設しようと思ったらカプラを取り付けする必要があります。
取り付けの際には、しっかりと奥までホースが取り付けられているか、またリング(ナット)がちゃんと締め付けられているかを確認してください。
取り付けの際には、カプラとホースのサイズにも注意しましょう。
大きなホースに小さなカプラは取り付けできませんし、もちろんその逆も出来ません。
ホースに関してもおすすめのホースを記事にして紹介しています。
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今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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