エアブラシのカップの種類・重力式や吸い上げ式のメリットとデメリットを紹介

エアブラシ

エアブラシのカップには【重力式】や【吸い上げ式】等の種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
今回はカップの種類やそれぞれの特徴を紹介していきます。

塗料カップとは?

塗料カップとはエアブラシち塗料を充填しておく部品です。

エアブラシのボディ部分と一体化した固定式から、カップを換装することによって充填量を増やしたり、供給方式を変えたりできるタイプまで様々なタイプがあります。

それらに違いも踏まえてエアブラシを選びましょう。

 

重力式カップ(上付き)

重力式カップはその名の通り、塗料を自重でエアブラシに流し込んでいくタイプになります。
重力式の性質上塗料を最後まで使いきれる、塗料の残量が分かりやすい(蓋無しの場合)等があります。

ですが吸い上げ式に比べ容量は少ない場合が多いこちもあります。

重力式カップには、エアブラシ本体と一体化した【固定式】とカップサイズを交換できる【取り外し式】があり固定式はエアブラシ本体の製造時に成形されている為、カップサイズの変更はできません。

また、固定式の中でもカップフタの付いていないタイプがあり、それらのほとんどがノズル口径が小さく、また噴射量が少なく一度に多くの塗料を消費することが少ないため、カップ容量も0.4~2ccと少ないのが傾向です。

ですが最近出始めたスプレーガンタイプのエアブラシはエアブラシボディが大きいため、100ml以上の大容量カップでも重力式になっています。

取り外し式はエアブラシ本体に付属している塗料カップを交換・取り外しが可能です。
ネイルアートなどでは、使用する塗料が少ないため、「取り外し式」のエアブラシの塗料カップを外してカップフタの付いていない容量が少量の「固定式」のように使用する方もいます。

 

 

 

その他にも塗料カップが後ろ向きに倒れたように付いている特殊なタイプもあり、これは下向きの作業に適した仕様になっています。

 

吸い上げ式(ボトムカップ)

 

ボトムカップは、エアブラシ本体の下部に取り付けるタイプの塗料カップで、チューブやサイホンなどで塗料を塗料カップから吸上げます。

塗料カップはフタが付いていて、カップ容量も大きいのがほとんどです。

多くの塗料を必要とする場合、塗料カップがエアブラシ上部や、側面についているとバランスも取りにくく、また疲労の原因ともなります。

そのため、カップ容量の大きなタイプはエアブラシ下部に塗料カップを設け、重心のバランスを取る役目も成しています。

また、このタイプはプラスチックなどの軽量ボトルであることが多いのも特徴です。

ただし吸い上げの関係上、塗料が最後まで使いきれない(全量吸いきれない)、塗料の色を変えるときに清掃に時間かかる等が出てきます。

しかし容量が多いので連続した塗装には適しています。

 

 

 

サイドカップ(重力式/吸上げ式)

 

 

サイドカップはエアブラシ本体の側面に取り付けるタイプの塗料カップです。

付属している塗料カップを取り外し、別のサイズに変えることも可能です。

上付きカップのように、本体中央に塗料カップがないので、吹き付けるポイントの視界を遮ることがありません。

中には、右利きの人は右サイドに、左利きの人は左サイドにと、利き手によって塗料カップを左右どちらにも変更可能なタイプもあります。

またサイドカップには「重力式」と「吸上げ式」の2種類あり、一概には言えませんが吸上げ式はカップ容量が大きい傾向にあります。

 

 

まとめ

今回はエアブラシのカップの種類について紹介してきました。

一概にこちらのカップが良いとは言えず、皆様の使い方にあったカップを選んでください。

コンパクトで使い勝手を重視するなら【重力式】・容量も多くバランス感も良く連続して塗装したいのであれば【吸い上げ式】といった具合に、自分が何に使いたいのかを重視してエアブラシを選ぶと失敗しないかと思います。

 

エアブラシは重力式でも吸い上げ式でも洗浄が必要になってきます。

洗浄に関する記事も出してありますので、そちらも合わせて読んでいただければ幸いです。

 

 

 

 

またPRO HONPOでは今回紹介したエアブラシも取り扱っておりますもで、是非一度ご覧になってください!

PRO HONPOエアブラシ各種

それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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