自動車板金で避けれない作業の一つに【パテ付け】があります。
平面なら問題なく行える場合もありますが、プレスラインのパテ付けは非常に難しく、技術が必要になってきます。
今回はプレスラインへのパテ付けについて紹介していきます。
プレスラインへのパテ付け
プレスライン部をまっすぐ出すには、以下の方法で行うのがオススメです。
(方法の一つなので参考までに紹介します。)
パテ付け その1
プレスラインに沿ってマスキングテープを(厚めに)貼り、テープの反対側にパテを付けます。
パテ付け その2
パテが硬化する前にマスキングテープをはがします。
(パテが完全に硬化してしまうと、マスキングテープを剥がす際にパテが剥離する可能性があるので注意してください。)
パテ付け その3
パテが硬化した後に、プレスラインに沿ってパテ上にマスキングテープを貼ってください。
パテ付け その4
反対側にパテを塗布します。この際、今回盛ったパテが半硬化するまでにマスキングテープをはがしてください。
これでプレスラインが完成します。
最近の車はプレスラインが多く、これらの技術はもはや必須と言っても過言ではありません。
マスキングテープを剥がすタイミングにはコツが必要ですのでご使用のパテの硬化時間をよく読み、テープを剥がすタイミングを決定してください。
注意点
パテを一度に厚付けすると、パテが硬化する際に発する熱でプレスライン部にひずみが発生し、最悪の場合はパテが割れる可能性があります。
深い凹みは、パテを硬化させながら複数回に分けてパテを付けるようにしてください。
まとめ
今回はプレスラインのパテ付けについて紹介しました。
昨今の自動車はプレスラインが多く、パテ付けも非常に難しくなってきてると思います。
パテを綺麗に盛るためには経験や技術が必要になってきます。
パテ付けの基本的なやり方等も記事にしています。
よろしければそちらも合わせて読んでいただければ幸いです。
またパテにも種類がありますので、用途に合わせたパテを使用するようにしましょう。
PRO HONPOではパテに関する商品も取り扱っております!
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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