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パテの種類と役割を紹介!選び方や使用時の注意点とは?

自動車の板金や部品の成型をする際に必ずと言って良いほど使用するものに【パテ】があります。

しかしパテにも種類があり、適切な物を使用しなければいけません。

今回はそんなパテについて紹介していきます。

 

 

パテの役割

そもそもパテとはどのような役割を持つのでしょうか?

パテは下塗り塗料の中で最も充填効率に優れ、深い傷、へこみなどを修正して平らにする役割をします。

一般にヘラなどで塗布し、乾燥後に研磨して面出しを行います。

自動車補修用のパテとしては、主に二液反応硬化型の不飽和ポリエステル系と、一液ラッカー系が使用され、他にも二液エポキシ系や一液光硬化型パテなどがあります。

パテは種類によって付けられる膜厚には限度があり限度以上に厚く塗るとワレやハガレが生じることがありますので、注意が必要です。

必ず使用するパテの塗布可能な膜厚をよく確認してから塗布するようにしましょう。

 

 

パテの種類と膜厚

ここでは基本的なパテの種類と膜厚について紹介します。

 

  • ファイバーパテ  20mm
  • 板金パテ     10mm
  • ポリパテ     3mm
  • ラッカーパテ   1mm

 

ざっくりですが、パテの種類別の特性としては上記のような感じです。

注:ただし、最大膜厚は盛り付け可能な合計膜厚です。必ずしも1回で盛り付けできる厚みではないので注意が必要です。

 

 

ポリパテ、鈑金パテについて

ポリパテや鈑金パテは、不飽和ポリエステル樹脂と顔料を主成分とするパテ主剤と有機過酸化物の硬化剤からなる二液型のパテで、基本的にやせが少なく(約3~5%)深い凹みを充填するのに適しています。

やせが少ないと言っても全くゼロではないので注意が必要です。

そもそも何故パテがやせるかと言いますと、反応時に発熱するため、冷却による成分の収縮とスチレンモノマーの揮発分により、3~5%のやせ(体積収縮)が発生します。

また、パテの粘度を低くしたい場合は、シンナーの使用はやせの原因となるので、専用の反応希釈剤(パテ用のうすめ液)を使用するようにしてください。

※パテのうすめ液は、主剤に対して1~3%の範囲で使用するようにし、必ず全体に馴染むように撹拌するようにしてください。

 

 

 

防錆鋼板対応型パテ、高張力鋼板(ハイテン板)対応型パテ

最近の自動車ボディには、多くの車種で防錆鋼板が使用されています。
防錆鋼板対応型のパテは、各種防錆鋼板およびアルミ合金に直接塗布することができます。
※一部輸入車には、二液型のウォッシュプライマーを塗布してからパテを塗布することをお勧めします。

 

また、高張力鋼板は従来の鋼板よりも薄くなっているため、パテを厚付けすると収縮によるひずみを生じやすくなっています。

高張力鋼板にパテを塗布する際は、発熱の少ないパテを塗布するように心がけましょう。

 

 

 

パテの選び方

パテはメーカーによって様々な種類がありますが、基本的な考え方としては、使用する塗料のメーカーのパテを選択するのが一番です。
何故なら、同一のメーカーであればパテと塗料の相性をメーカー側が検証しているためです。

逆にパテと塗料を異なるメーカーの物を使用すると、完成時は問題がなくても、しばらく時間が経つと後から不良が発生するなどのトラブルがおきがちです。

 

 

まとめ

今回はパテについて紹介してきました。

単にパテと言っても種類は様々で、適切なパテを選ぶ必要があります。

大きな凹みをポリパテだけで修復しようとすれば、パテの許容膜厚を超えてしまいますし、もちろん作業効率も下がります。

できるならまずは凹みをある程度だし、パテの量を少なくできるようにした方がトラブルも少なくなってきます。

 

 

パテ付けには経験や技術が必要になってきます。

そんなパテ付けですが基本的なパテ付けの方法等も記事にしておりますので、よろしければそちらも合わせて読んでいただければ幸いです。

 

 

 

 

 

PRO HONPOでは各種パテも取り扱っております!

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本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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