こんにちは。
今日はペーパーの番手に関して書いて行こうと思います。具体的には
どの番手をどの工程に使うのか、一般的な考え方を書きます。
前提となる考え方で、番手の数字が小さいほど、深い傷がつきます。
深い傷を消すには、数字が倍の番手を使用するのが一般的です。
具体的には60番の傷を消すには、120番以下のペーパーを使用し
傷を消していく必要があります。
目次
各番手の主な使用法
P60~80番
主に塗膜の剥離に使用します。ネオリバー等の剥離剤と一緒に使うと、より効果的です。
これらの番手は目が非常に粗いので、削りすぎに注意しましょう。
削りすぎると、またパテを盛って削っての繰り返しになります。
時間も材料も勿体ないので、粗い番手はなるべく慎重に作業することをお勧めします。
P80~120番
フェザーエッジングや鈑金パテの研磨に使用します。60番は一気に削れて
作業性が高い反面、傷を消すために120番のペーパーで傷を消す必要があります。
パテをかなり多く削り落とす場合は60番→120番のペアで使用しても良いと
思いますが、余程盛り過ぎでもない限りは120番からスタートでも問題ありません。
P120~240番
中間パテの研磨に使用します。他にもスポット溶接部の痕を残しながらの焦げ取り研磨やパテの仕上げ研磨で使用されています。
P180~240番
ポリパテの研磨に使用します。特にステップ周り等のパテの仕上げ研磨で使用されています。
P320~400番
拾いパテや、プラサフ用の足付けに使用します。足付けをしっかり行わないと
パテの剥離が発生します。プライマーと合わせて、しっかり施工しましょう。
P400~800番
プラサフの研磨や、旧塗膜への足付けに使用します。この番手も、足付けという工程で区切ればP320~P400と同じです。プライマーと合わせてしっかり施工しましょう。
P1000~1500番
中研ぎに使用します。中研ぎは、塗料の塗り重ね時の食いつきを良くすることが出来るので
特段の理由が無い限りは行うようにしましょう。
P1500~2000番
ボカシ部分の足付けに使用します。また、塗肌の調整やゴミやブツ取りにも使用します。
大きめのブツは1500~2000番で、小さめのブツは3000番を使用すると
良いでしょう。ブツのサイズや形状に合わせてペーパーの番手を変えて
作業すると、作業効率がアップします。
P3000~
小さなゴミやブツ取りに使用します。その際、当てゴム等を併用すると、より綺麗かつ
効率的に作業できます。ブツ取りの後は、バフとコンパウンドを併用して磨いていきましょう。
以上のような使い分けが一般的です。ペーパーはより多くの
番手を持つことで、作業性が向上します。気をつけなければ
いけないのは、ペーパーにも消費期限が存在することです。
消費期限切れのペーパーを使うと、ペーパーの糊が剥がれたり
余計な傷がつくことがありますので、概ね2~3年で使いきる
ようにしましょう。
ちなみにおすすめのペーパーは
の3メーカーです。リンクを貼ってますので、良ければ見てください。
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