自動車の整備や板金等で非常に便利な工具があります。
それが【エアツール】です。
エアツールを使用すれば作業効率も上がり、作業者の疲れの軽減等も可能です。
今回は持っていると非常に便利なエアツールを紹介していきます。
エアツールとは
エアツールとは圧縮空気を動力として作動する工具です。
圧縮空気を使用するため、高出力・高トルクの作業が行えます。
また空気の使用量を調整することで、力の強弱を変化させることができます。
エアツールのメリット
エアツールを使用するメリットは様々あり
- 作業効率の向上
- 作業者の疲れの軽減
- 高トルクでボルトナットが締めれる(インパクトレンチ等)
- 素早い磨き作業ができる(エアポリッシャー等)
- 切断や研磨が可能(エアソー・ベルトサンダー等)
- 電動と違い発熱量が少ない
が挙げられます。
他にも様々なメリットはありますが、【作業効率の向上】と【作業者の疲れの軽減】が一番大きなメリットではないでしょうか。
実際現場では「○○○があればもっと早く作業出来るのに」と言った声も聞きます。
それほどエアツールを使うメリットは大きいと言えます。
また電動工具もありますが、電動はモーターを使用するため、連続した作業では発熱し本来の性能が発揮できない場合があります。
電動工具の説明書等に【連続使用可能時間】が記載されていると思われますので、それを超える使用は工具の破損や事故に繋がります。
エアツールのデメリット
メリットが多いエアツールですが、デメリットも存在します。
特に
- コンプレッサーが必要
- エアホースの接続が必須
- 作動音が大きい
等が挙げられます。
圧縮空気使用するエアツールは、コンプレッサーが必須になります。
また圧縮空気を溜めておくエアタンクの容量も少ないと、エアツールが息切れしてしまい、空気が溜まるまで作業が出来ないことがあります。
そのため、エアツールを導入する際は、少し余裕のある容量のタンクを設置したいです。
エアツールを動かすのに圧縮空気が必要ですが、それを供給するエアホースも必要になります。
エアホースをツールに接続して使用するのですが、作業内容によってはホースが邪魔になる場合もあります。
特に塗装でスプレーガンを使用する際に、ホースが塗装面に当たらないように配慮する等があります。
エアツールの注意点
便利なエアツールですが、いくつか注意点があります。
オイル切れ
エアツールは内部部品の摩耗を防ぐためにオイルが入っています。
そのため、長期間使用しているとオイル切れを起こす場合があります。
ですので、オイル注入口(基本的にはエアホース接続口)から定期的なオイル補充をしてあげましょう。(オイルの種類や量はご使用のエアツールによって変わってきます。取り扱い説明書をお読み、適切に使用してください。)
適切な圧力
エアツールには物により適切な圧力が異なります。
大型のインパクトレンチで使用する圧力で、小型のスプレーガンを使用すると破損する恐れがあります。
コチラも使用するエアツールの取り扱い説明書を確認して使用するようにしましょう。
保護具の着用
エアツールは高速回転する物や、大きな音が発生する物があります。
スプレーガンならペインタースーツやマスク、サンダー等ならゴーグルやヘルメットを使用しましょう。
大丈夫と思っていても、ディスクが割れて飛んできたり、外したボルト類が慣性で飛んできたりします。
また大きな音が出るツールもありますので、必要に応じて耳栓等の使用もしましょう。
まとめ
今回は便利なエアツールについて紹介してきました。
圧縮空気を使用して高出力・高トルクの作業が行えるため、作業効率も作業者の負担も軽減してくれますが、それゆえの注意事項もあります。
ですが適切に使用すればかなり便利なアイテムです。
注意事項や適切な使用法、メンテナンスを行えば、安全に長く使用できます。
エアツールを使用したことのない方は、是非一度使用してみてはいかがでしょうか?
今回紹介したエアツール以外にもスプレーガン等に関する記事を書いていますので、そちらも合わせて読んでいただければ幸いです。
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