皆様はどのような工具を使用していますか?
昨今では電動工具も多く普及してきました。
では一体電動工具にはどのような物があるのでしょうか?
今回はそんな電動工具のメリットとデメリット、またエアツールとの違いを紹介していきます。
電動工具とは
電動工具とは【電気を使用し、主にモーター等で動く工具】になります。
一昔の電動工具はトルクの調整が出来ないタイプがあったり、重量が重い物が多かったですが、昨今では軽量コンパクトかつ、トルク調整が可能の物がほとんどになってきています。
一般的に100V電源等のコンセントを使用する「コード付き」と、充電式の「コードレス」タイプの二種類があります。
電動工具のメリットとデメリット
電動にはエア式には無いメリットやデメリットがあります。
一体どのような差があるのでしょうか?
電動工具のメリット
電動工具のメリットは
- 専用の設備がいらない
- 基本メンテナンスフリー
- 静音性が高い
等が挙げられます。
エアツールは圧縮空気を使用するため、コンプレッサー等の機器が必要になってきますが、電動は電源さえあれば動かすことが出来るので、専用の設備等が不要です。(一部の電動工具に例外あり)
また、エアツールは潤滑剤等を定期的に注油しなければ作動不良等に繋がりますが、電動式の場合は基本的にメンテナンスフリーです。
ただし、モーターにブラシを使用しているタイプは定期的にブラシの交換が必要になってきますので、使用されている工具の取り扱い説明書に目を通しておきましょう。
音に関してもエアを使用しないため静かな物が多いです。
それにより快適に作業ができます。
電動工具のデメリット
メリットの多い電動工具ですが、デメリットも存在します。
- 高負荷に耐えられない
- 故障した時の修理が大変
- 連続した作業に向いていない
等があります。
電動工具はモーターで動いている物がほとんどですので、当然高負荷で使用しているとモーターが過熱します。
また電動工具は内部に基盤が入っているため、故障した場合に原因が分からないことがあります。
その場合はメーカーに修理に出すか、最悪再度購入しなおさなければいけません。
連続した作業もモーター等の発熱になり、許容時間を超えた使用は故障に繋がります。
連続して作業する場合は、工具の取り扱い説明書に連続作業可能時間が記載されていますので、そちらを守って使用しましょう。
コードレス電動工具
コチラがエアツールとの一番の違いになってきますが、昨今ではコードレス電動工具が多くなってきています。
基本的に充電式になっており外部電源を必要としないため、コードが邪魔になったり、電源の無い場所でも使用できます。
自動車の整備ですと【電動インパクトレンチ】が多く使用されています。
コードが無いというのは非常に大きなメリットで、あらゆる場所で使用でき、コードが物に当たって傷が付く可能性を無くします。
しかしコードタイプに比べると出力が劣っていたり、バッテリーの充電が無くなれば使用が出来なくなったりとデメリットも存在します。
もし電源がない場所で作業する場合は、予備のバッテリーを持っていくと良いでしょう。
電動工具の注意点
電動工具にはいくつか注意点があります。
電動工具は電気を使用するため発火等に気を付ける必要があります。
しばらく使用しないでいると、埃等が内部に入ったりし発火の恐れがあります。
保管する際は埃の溜まりにくい場所で保管、使用する際はエアブローをして、埃を除去するようにしましょう。
また電気を使用するので、感電にも注意しましょう。
配線コードの被膜が破れていたり、濡れている状態で使用するのは大変危険です。
怪しい時は使用を中止し修理に出したり、湿気を除去してから使用するようにしてください。
まとめ
今回は電動工具について紹介してきました。
エアツールとはまた違ったメリットやデメリットがありますが、設備を揃えなくてもよかったり、コードレスでは自由度が高かったりと、使用してみると非常に便利な道具になります。
更に同じメーカーですと、バッテリーが共通で使いまわしが出来たりします。(一部を除く)
小型でパワーのあるタイプも昨今では色々出てきていますので、今後の電動工具がどのように進化していくのかも楽しみです。
今回の記事の他にも、工具等に関する記事を書いていますので、合わせて読んでいただければ幸いです。
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